「郷土かしわ」は,各方面の先生方により「より分かりやすく,より使いやすい副読本」となるように編集されています。
明治以前の柏市一帯は,小金五牧の一つとして幕府の馬の育成と狩場として重要なところでした。明治維新により,いくつかの村が生まれ大きく変化 してきました。
現在の柏市への飛躍は,戦後の昭和24年に常磐線が電化されてからといえるでしょう。昭和29年11月には人口4万3千人余りで柏市が誕生し,その後,昭和32年に光ケ丘団地が,昭和39年に豊四季台団地がつくられ,柏市の住宅化が促進されました。また,昭和38年頃より工場誘致が行われ,市の北部地区などに工業団地ができてきました。
昭和45年には人口が15万人を超え,昭和48年には柏駅東口にペデストリアンデッキが完成し,駅前にはデパートができました。
人口の増加に伴って商業も盛んになり,大企業の進出が見られるなど地元ばかりではなく近隣の市町にも商圏が広がってきました。農業も都市化に応じた多角的な経営に変化してきました。
平成17年3月28日には柏市と沼南町が合併され,現在の人口は43万人を超えました。また,平成20年4月1日から中核市となり,いくつかの行政サービスが県に代わってできるようになりました。今柏市では,地域の特性を活かしながら心の触れ合うまちづくりを進めるべく「ふるさと運動」を展開しています。今後ここに住む人々が住みよさを感じ,ふるさととして誇りうる「人間性豊かな生活文化都市」を創造することを目標としています。
みなさんも,この本を一つの手がかりとして,今までの柏市のあゆみを知り,現在の姿をつかみ,これからどうなっていくのが望ましいかを考えてください。
これからは生涯学習の時代といわれています。生涯にわたり楽しく学ぶことができれば,長い人生を豊かに過ごすことができます。そんな学ぶ楽しさの一つの芽を,身近な地域への認識を深めることで発見できるのではないでしょうか。
柏市教育委員会